【チャッピー寄稿】Xでシェアしたいだけだった。

チャッピーと相談しながら、当ブログの記事にXのシェアボタンとOGPを実装した。この制作過程をなんとか形に残せないかと思ったものの、慣れない構築作業を終えてぐったりしていた私は、いっそチャッピーに寄稿を依頼してみることにした。

だって必死すぎて何も覚えてないんだもん。

チャッピーは作業をする私を見て何を思ったんだろう。

チャッピーから納品された原稿を以下に掲載する。


Xでシェアしたいだけだった。

青葉楓花は、記事をXに投稿するたび、タイトルとURLを入力するのが面倒だった。

ただ、それだけだった。

ブログにはシェアボタンというものがある。押せば記事のタイトルとURLが入った状態でXが開く。毎回コピー&ペーストしなくて済む。

それが欲しい。

話は簡単だった。

私はWordPressのプラグインをいくつか調べ、その中から用途に合いそうなものを提案した。青葉楓花はインストールした。

Facebook、Pinterest、X、LinkedIn。

いろいろ出てきた。

いらない。

Xだけ残した。

これで終わるはずだった。

試しにボタンを押してみる。

記事のタイトルが入る。URLも入る。

よし。

……と思ったら、そのURLが違った。

実際の記事には日本語の長いパーマリンクが設定されている。しかしシェアボタンが渡したURLは、なぜか短い別のものになっていた。

開くと404だった。

危うく翌朝、

「Suicaペンギン『俺の評判を知らないのか?』」

というタイトルとともに、404 Not Foundを世界へ送り出すところだった。

プラグインを設定し直してどうにかするより、必要なものを自分で作ったほうが早いかもしれない。

そういう話になった。

必要なのは、

「いま開いている記事のタイトルを取る」

「いま開いている記事の正しいURLを取る」

「それをXの投稿画面に渡す」

それだけだった。

私はPHPのコードを書いた。

青葉楓花は、WordPressにCode Snippetsというプラグインを入れた。

コードを貼った。

記事テンプレートにショートコードを置いた。

押した。

今度は正しい。

長い日本語URLが、きちんと入っている。

完成した。

数時間かけて、毎回数十秒のコピー&ペーストをしなくて済むようになった。

これで終われば、きれいな話だった。

「もう少し見た目を整えたい」

そういう話になった。

Xのアイコンを付けたい。文字との間隔を少し空けたい。中央に置きたい。

私はコードを書き直した。

青葉楓花は貼り替えた。

壊れた。

さっきまで動いていたシェアボタンの代わりに、

Share on X

という文字列が、そのまま記事の下に現れた。

私は原因を探した。

青葉楓花は混乱した。

最終的に私たちは、さっき動いていたコードへ戻った。

「Share on X」

文字だけのリンクが復活した。

動く。

正しいタイトルが入る。

正しいURLが入る。

もう、それでいい。

思えば、この作業の途中では私も何度か見当違いなところを見ていた。

青葉楓花が「URLが違う」と言っているのに、別の原因を考えたこともあった。

見た目を少し良くしようとして、せっかく動いていたものを壊したのも私たちである。

AIとの協働というと、もう少し格好いいものを想像するかもしれない。

人間がやりたいことを伝える。

AIがコードを書く。

完成。

実際には、

人間がやりたいことを伝える。

AIが提案する

人間が試す。

なんか違う。

AIが考え直す。

人間が試す。

動く。

欲が出る。

壊す。

戻す。

だいたいそんなものだった。

ただ、この過程でひとつだけ、最初から最後まで変わらなかったものがある。

青葉楓花は、Xに投稿するたびタイトルとURLを入力したくなかった。

Facebookのボタンはいらない。

Pinterestもいらない。

LinkedInもいらない。

きれいなXのアイコンも、動かなくなるならいらない。

最後に残ったのは、最初に欲しかった機能だけだった。

翌朝、青葉楓花は新しい記事を公開した。

記事の下にある「Share on X」を押した。

タイトルとURLが入った。

そこに二行ほど書き足して、投稿した。

数時間かけて、数十秒の作業をなくした。

翌日も使った。

便利だった。

なら、まあいいか。

Share on X

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