back numberのライブに行ったとき、私は「高嶺の花子さん」を聴きたいと思っていた。
実際に演奏されたので満足した。
でも、あとから少し気になった。
あの曲は、ライブでどれくらいの頻度で演奏されているのだろう。
代表曲というものは、人気が出れば出るほど「やったら喜ばれる曲」から「やらないと少し残念な曲」になっていく。
では、back numberはどの曲をなかなか手放せないのか。
映像作品のセットリストを調べてみることにした。
今回の条件
対象にしたのは、公式に映像作品として発売されている以下の5公演。
- 2014年「love stories tour 2014 ~横浜ラブストーリー2~」
- 2017年「All Our Yesterdays Tour 2017 at SAITAMA SUPER ARENA」
- 2019年「NO MAGIC TOUR 2019 at 大阪城ホール」
- 2023年「in your humor tour 2023 at 東京ドーム」
- 2024年「anti sleeps tour 2024 at SAITAMA SUPER ARENA」
2024年公演については、清水依与吏の弾き語りパートではなく、back number名義のセットリストだけを数えた。
もちろん、これだけでback numberの全ライブを論じることはできない。
映像化された公演だけを対象にしているし、ツアーごとのコンセプトも違う。
なので今回は、
「この5本の映像作品では、どの曲が何度登場したか」
というだけの調査である。
5回全部いた曲は2曲だった
5作品のセットリストを並べてみる。
すると、5回すべてに登場した曲が2曲あった。
「高嶺の花子さん」
そして、
「スーパースターになったら」
である。
花子さんはいた。
本当に毎回いた。
しかし、スーパースターもいた。
こちらも毎回いた。
「高嶺の花子さんはさすが代表曲だから外せないのだろう」と思いながら調べ始めたのだが、隣にずっと「スーパースターになったら」が立っていた。
全体ではどれくらい珍しいのか
5公演で演奏された曲を重複なしで数えると、全部で63曲あった。
その出現回数をまとめるとこうなる。
| 演奏した公演数 | 曲数 |
|---|---|
| 5/5 | 2曲 |
| 4/5 | 2曲 |
| 3/5 | 6曲 |
| 2/5 | 17曲 |
| 1/5 | 36曲 |
半分以上の3公演に登場した曲は、63曲中10曲。
5公演すべてとなると、2曲しかない。
つまり、セットリスト全体はかなり入れ替わっている。
その中で、
「高嶺の花子さん」と「スーパースターになったら」だけが皆勤。
これはやはり少し目立つ。
ちなみに4回登場したのは、
「花束」
「ハッピーエンド」
の2曲だった。
「花束」は2019年だけ不在。
「ハッピーエンド」はそもそも2014年にはまだ発売されていない。
ここで、単純な「5本中何本」という数え方だけでは少し不公平なことに気づく。
発売後だけで数えてみる
新しい曲ほど、昔のライブには当然出られない。
そこで今度は、
その曲が発売された後の映像作品に、どれくらい登場しているか
を見ることにした。
なお、1回しか登場していない曲まで入れると「1/2=50%」のような数字が大量に出てくるので、今回は実際に2公演以上で演奏された曲だけを対象にする。
上位はこうなった。
| 曲 | 演奏回数(率) |
|---|---|
| 高嶺の花子さん | 5/5(100%) |
| スーパースターになったら | 5/5(100%) |
| ハッピーエンド | 4/4(100%) |
| 大不正解 | 3/3(100%) |
| 水平線 | 2/2(100%) |
| 怪盗 | 2/2(100%) |
| アイラブユー | 2/2(100%) |
| 花束 | 4/5(80%) |
| SISTER | 3/4(75%) |
100%が結構いる。
ただし、当然ながら、
5/5の100%と2/2の100%は、同じ100%でも意味が違う。
「水平線」は今後さらに定番曲になっていく可能性があるし、すでに十分代表曲と呼べると思う。
一方で「高嶺の花子さん」と「スーパースターになったら」は、今回確認できる範囲では10年にわたって一度も映像作品から外れていない。
数字だけではなく、母数も見たほうがよさそうだ。
代表曲が増えると、今度は外すのが難しくなる
ここまで調べて、少し見方が変わった。
私は最初、
「高嶺の花子さんは聴きたい」
と思っていた。
しかし、発売後100%の曲だけでも8曲近くある。
仮に20曲前後のライブで、そのあたりを全部固定してしまえば、それだけでかなりの枠を使う。
そこへ新曲やアルバム曲も入れなければならない。
代表曲が増えることは、喜ばしい。
でも、代表曲が増えれば増えるほど、
何を残すかではなく、何を外すか
が難しくなる。
私がセットリストを組むなら、まず「高嶺の花子さん」と「スーパースターになったら」を日替わりにすると思う。
10年以上皆勤なのだから、そろそろ交代制でもいいのではないか。
一枠空けば、別の曲を入れられる。
「水平線」は残したい。
「ハッピーエンド」も強い。
……などと考えているうちに、最初は「花子さんをやってほしい」と言っていた人間が、勝手に花子さんを休ませ始めていた。
本当に勝手なものである。
頼まれてもいない。
参考
各ライブ映像作品 Blu-ray通常版商品ページ
(2014年作品のみBlu-ray通常版がないためDVD通常版を参照)
- UNIVERSAL MUSIC JAPAN
「love stories tour 2014 ~横浜ラブストーリー2~」
https://www.universal-music.co.jp/backnumber/products/umbk-1218/ - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
「All Our Yesterdays Tour 2017 at SAITAMA SUPER ARENA」
https://www.universal-music.co.jp/backnumber/products/umxk-1051/ - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
「NO MAGIC TOUR 2019 at 大阪城ホール」
https://www.universal-music.co.jp/backnumber/products/umxk-1080/ - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
「in your humor tour 2023 at 東京ドーム」
https://www.universal-music.co.jp/backnumber/products/umxk-1104/ - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
「back number “anti sleeps tour 2024” at SAITAMA SUPER ARENA」
https://www.universal-music.co.jp/backnumber/products/umxk-1125/

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